■ 一日気長に散歩に出てみる2007.10.9

 翌朝は天気も無事に回復して、体調もよかった。
 せっかくここまで来たんだからもったいない、ただそれだけの理由で体が動く。そこで早速、トプカプ宮殿周辺へ足を運んでみることにした。
 
 普段から手に物を持つのが苦手だったが、異郷の地では最低限の手荷物が必要だった。片手に『地球の歩き方』だ。
 途中地元の旅行会社の窓口があり、入り口で日本語が出来る青年が声を掛けてきた。『いつ来たのか?』『どこへ行くのか?』などだった。私が、ブラブラとトラブゾン(前日に思いついた)まで行きたいと告げると、『とても無理だ、英語も殆ど通じないからトルコ語が出来ないと。』といわれた。
 丁度日本人の20代女性二人組みが割り込んで入ってきた。英語が流暢な彼女らは見学ツアーを頼みにきたのだ。後で聞いたのだが、外国語学科に在学中で、イスタンブールの観光を楽しみにきたらしい。悔しいが、私のような言葉音痴とは大違いだ。
 旅行会社の人は、私を連れ込んだにもかかわらずそっちのけになった。
 楽しそうに英会話がはずんでいるのをよそ目に、私はそっと店をでた。
 
 (こっちから入ったんじゃないからね〜だ。くそっ!)

 それからは地図を頼りに街をひたすら彷徨ってやった。
 どこをどう歩いたのかもわからないくらいに歩き回って、博物館やら土産物屋、小さなカフェ、屋台、何でも手当たり次第に覗き込んだ。
 この頃の頼りの綱は、『指差し会話帳』だった。英語がままならないので、地元の言葉で努力しようと思ったからだ。
 
 一日経つと、食べ物の注文や切符の買い方、写真の許可とかの数語が頭に入ってきて、多少は不便をしなくなっていた。
 昼を過ぎた頃、大きな宮殿付近で子供たちが学校を終えてお迎えを待ちながらタムロしていた。私が露天売りの方からパンを買って食べながら歩いていると、この子供たちの集団に捉まって『ジャポン!ジャポン!』の攻めに遇ってしまった。
 私の体のあちこちにしがみつくように戯れてくれる子供たち。
 『うわぁ〜、トルコっていいとこだな〜!』
 午前と午後では雲泥の差だ。




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