■ 『伊勢河崎商人館』
河崎のまちなみ散歩地図
2010.11.9

 伊勢の町並みは夜が早い。伊勢神宮のおはらい町通りとて例外ではなく、昼間の混雑とは一転して、夕方5時を過ぎる頃になると次々に食堂や土産物屋の戸が閉まり、急に物悲しい雰囲気に変わってゆく。私の友人などはこの雰囲気がたまらなく好きだそうで、古くからの観光地であるほど、こうした光景が見受けられるようだ。
 この河崎商人館は、近鉄伊勢市駅から歩いても15分ほどの距離にある。かつては『伊勢の台所』とも呼ばれ、当時としては大きい商用船の往来で大変栄えた町並みである。その船が行き来した『勢田川』は、昭和の後半には大変悪名高いドブ川として市民に知られていたが、河川の改修も進み、現在は他河川からの水の取り入れの効果もあってか、かなり水質も改善されたようだ。
 私はよく、夜景の撮影にこの付近に出没する。水面も穏やかで、街路灯の映り込みも綺麗でお気に入りなのだ。
 寒い季節になると、日はとっぷりと暮れ、多くの店が戸締りを始めるのはここも例外ではないが、夜はおはらい町近辺よりも活気を感じる。幾つかの店は多くの客で賑わい、寒い中三脚を構えてシャッターを切る私には誰も気づくことなく、弾む会話が表まで響き渡る。

 このマップは非常に分かりやすく、使い勝手もよい。尚、商人館の本館は小さいが、この町並み全体は意外と広い。
 勢田川には、小学生の頃に自転車をこいでよく釣りに行ったものだった。川面のあちこちでスッポンが立ち泳ぎをし、大きな鮒もパンの切れ端や蟻んこで釣れたりしたものだ。大雨が降ると決まって川はあふれ出し、勢田町一体を冠水させた。

連絡先:河崎商人館 〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目25番32号
  電話0596-22-4810
※同じ名前のパンフレットは今回の掲載で2回目となる。地図のレイアウト等は前回とほとんど変わっていないようだ。















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