■ 『お伊勢さんを歩こう』2009.4.14

 神宮を紹介するパンフレットとしては相当優秀な『逸品』だろう。それもそのはず、発行は『伊勢神宮崇敬会』だ。で、神宮崇敬会って何じゃ?ってことになるが、これは概ね伊勢神宮のファンクラブといってよい(他のwebサイトでもこのように紹介されている)。もともとは松下幸之助氏が設立した財団法人であり、他にも同氏は神宮に広大な茶室を寄贈するなど思い入れがあるようだ。
 
 さてパンフレットの紹介だが、もともと『お伊勢さん』とは正式に『神宮』と呼ぶのが正しい。このお伊勢さんだが、正式には内宮(皇大神宮コウタイジングウ:天照大御神アマテラスオオミカミをお祭りする)と外宮(豊受大神宮トヨウケダイジングウ:豊受大御神トヨウケノオオミカミをお祭りする)の二つを『御正宮(ゴショウグウ)』として、合わせて125社の宮社から成り立っている。以下パンフレットから引用して分かりやすく説明させていただくと、

 @御正宮(ゴショウグウ):内宮(ナイクウ)・外宮(ゲクウ)からなる。
 A別宮(ベツグウ):14社
 B摂社(セッシャ)・末社・所管社:合わせて109社
という内訳で、これらすべてで『お伊勢さん』つまり『神宮』となる。
ついでにパンフレットの紹介記事から深入りしてみると、 
 Aの別宮とは:御正宮と関わりの深い神を祭る格の高いお宮。式年遷宮も御正宮に続いて行われる。
 Bの摂社・末社・所管社とは:御正宮や別宮に直接関わりがあり、井戸や酒、米、塩、麻、絹など衣食住をつかさどる神々が多く祭られている、とある。

 パンフレットではこれら『お伊勢さん』を巡るのに十分な詳細マップが用意され、各社の位置関係等がよく分かるばかりか隣接する宮社を見落としなく効率よくまわるることができる優れものだ。
 入手は神宮関連施設で可能。しかし、すべてをまわるには相当日時を要するだろう。

 ついでに『神宮会館』についても紹介しておこう。
 よく、『神宮会館は神宮が運営しているのか?』ときかれることがある。神宮会館は、あくまで財団法人伊勢神宮崇敬会が運営するものであり、神宮が運営するものではない。ちなみにここでは毎年神宮奉納相撲が開催されているほか、季節には神宮バラ園が開放され、地元紹介のテレビや写真ネタになっている。
 神宮会館の玄関脇には、君が代にもうたわれる『さざれ石』が展示されている。さざれ石とは細石とも書くが、ここに展示されるものは『宮川さざれ石』なるもので、石灰質角礫岩とよばれ7000万年前の白亜紀後期の地質変動で出来上がったものらしい。丁度鳥羽市青峰山に露頭のある白亜紀後期の地層からはアンモナイトが産出しており、『ああ、このころなんだ〜』と分かったような分からないような感じで私なんかは納得していたりする。君が代には何だか2番の歌があるらしく、海底で積もった砂礫がやがて鵜の立つ磯と露わるる様子を歌ったものらしい。そうだとすると、こりゃ地殻変動だとか何だかを、遥か古代にご先祖様が知っていたようなもののようで、鳥肌が立っちゃいそうだ。う〜ん…。もともと山から貝殻の化石とかが出ていたのは知っていたようだが、昔はどのようにこれを解釈していたのかが気になってきた。海岸線が海退で遠ざかったというより、歌では『せり上がった』と解釈しているようだが。気になって眠れそうにないな。

おっと、最後に余談だが、表題にあるように『お伊勢さんを歩こう』はいいが、ちょっとやそっとで全部回れたもんじゃない。じっくりと月日を要するものである。
   
発行:財団法人伊勢神宮崇敬会0596-24-7162
関連施設:神宮会館0596-22-0001
※神宮会館は一般の方も予約宿泊できます。

神宮125社に関しては色々とwebサイトが開設されています。当サイトでも『各種リンク』で画像紹介されている方のサイトを紹介しております。


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