■ 『おおだい道標』2009.3.7

 小さく見えるが、長辺が30cm近くもあるパンフレットだ。
 まさしく大台町を紹介するものだが、見開きを見て少し驚いた。『大台って、かなり細長いな。』しかし、見所が少ない。祭りの紹介や大台茶、三瀬谷ダム…。あの、先日行ってきた『日輪(にちりん)兵舎展示館』の紹介がありません。
 町は宮川流域に沿うように展開し、国道42号線やJRもこれに従う。パンフレットでは紹介していないが、三瀬谷ダム近辺などに鉄道写真の撮影スポットもいくつかあるようだ。ちなみに町は違うが、近隣の大紀町も鉄道マニアには好まれる。また、国道42号線は以前から事故が多いことで地元では有名だった。そこで人はここを『死に号線』と語呂あわせで呼ぶことが多かったが、最近は高速道路も延び、あまり耳にしなくなった。
 
 三瀬谷ダムといえば、以前他のパンフレットでもご紹介したが、平成16年9月29日の台風21号による被害で、このダムを超える水位を記録したことが思い浮かぶ。…丁度その数日前、20数年振りに大杉谷へとブラブラ登山に行ったばかりだったが、その後すぐに登山道は閉鎖され、今も復旧のめどが立っていない。いや、しかし、このダムを超えるとはすごいものだ。自然の猛威。と思うが、『よくぞ持ちこたえたな〜』と、このダムを褒め称えたい思いもある。しかしながら、放流が間に合わず、宮川下流域が大量の流木を含む濁流でのみ込まれたのであった…。
 伊勢湾に河口を開く清流『宮川』は、このダムより上流が本流。国道42号線沿いに望む上流は、関西では鮎の友釣りでも有名な『大内山川』となる。
 
 ところで、このダムのすぐ下流に、『船木橋』がある。国道42号は『船木大橋』を渡るが、そのすぐ下に見えるか見えないか微妙な位置だ。レンガ造りの橋脚は明治時代に建設された当時のものだが、本体は明治39年に豪雨で流され、現在の橋は昭和9年に架け替えられたものだ。時折雑誌などで紹介されることもあるが、なかなか趣きのある立派な橋だ。絵になる。登録有形文化財にも指定されているが、老朽化が激しく、通行は2tに制限されている。
 実際渡ってみると、これがなかなか恐ろしい。欄干が低くて、自転車にでも乗っていれば吸い込まれてしまいそうだ。一応下を見下ろして確認してみると、高度は半端じゃないし、川の両岸は岩がゴツゴツしていて、万が一にも助かりそうにない。欄干自体が崩れそうだし、クワバラ。
 



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