■ 『昭和を感じてトロッコ電車で行く』
10分間の小さな旅
2009.1.6

 三重県紀和町にあるトロッコ電車。何もトロッコ電車は黒部峡谷の専売特許ではない。規模こそ違え、乗り心地を含めた雰囲気は十分楽しい。
 紀和町には前回ご紹介したとおり、フェロシルトで一躍有名になった『石原産業』が操業する『紀州鉱山』があった。同鉱山の歴史自体は古く、東大寺の大仏建立時には大量の銅を掘り出し、14世紀には金山としての歴史も持つ。やがて時代は昭和の初期。1934年に石原産業が近代鉱山として操業を開始するが、その後の時代の波に押され、1978年にはついに廃坑を迎えて終止符を打つ。このトロッコ電車はまさしく当時の名残であり『昭和の遺産』そのものである。
 この施設は、1989年に『湯ノ口温泉』の入湯客向けに復活させたものとのことだ。確かに国道からのアクセスは極端に道幅も狭くなり、対向車を気にしながらの運転となる。思い切って瀞流荘と湯ノ口温泉を、この『トロッコ電車』で往復してみるのも面白いプランだ。この際に『どちらが安全なのかな〜』などと推し量ったりしてはいけない。

 一方、『湯ノ口温泉』は上記金鉱石採掘時の14世紀にまで遡る歴史を持ちながら、石原産業による紀州鉱山の操業開始とともに湯脈が途切れてしまうこととなる。そして同鉱山は廃業。ところがその翌年の1979年に、旧通産省の資源探索ボーリングの折に地下1,300mより再度温泉が湧出する。こうして数十年ぶりにドラマチックな復活を遂げた同温泉は、現在第三セクターとして運営されている。

 ふぅ〜〜、今日はかなり書いたな。
 何はともあれ、私はやっぱりこうした昭和ノスタルジックな雰囲気がたまらなく大好きだ。夜も遅くなりました。そろそろ寝なきゃ。







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